マルヤマはレナを見下ろす。
「よして。いやッ……」
「へっへっへ。俺が乗ったらつぶれちゃうかなァ」
マルヤマは仰向けに寝転がった。
「何……」
すると、カトウとムラノがレナの体を持ち上げて、マルヤマの上にまたがらせ、他の男がマルヤマのペニスをレナの膣口に当てる。
「よっ」
カトウとムラノはレナの体を支える力を抜き、マルヤマの上に腰を落とさせた。
「あっ、ああっ」
レナの体内にマルヤマのペニスがにゅるんと入った。
「ほら、レナちゃん、腰振って」
だが、レナにはもう力が残っていなかった。マルヤマの体臭のきつさもあり、気分も悪くなってきている。
「しようがねえなぁ」
男たちはレナの腰を持って前後に動かした。マルヤマはあっという間に射精に至った。
短い性交を終えると、マルヤマは
「よし、飯にしよう」
と言った。
カトウとムラノが皆に食事を配る。食事といっても乾パンのようなものと水、あとはまずい肉の入った缶詰だけだ。
マルヤマは1人で数人前平らげていた。
レナは食べ終えると皆から離れ、木の生い茂った中に消えた。
涙と嗚咽がとまらない。
悔しい。犯されたこともだが、久しぶりの男に何度もオーガズムに達した自分にも腹が立つ。
股の間からは大量に生臭い液体が流れている。
食糧の分配があるから、少なくとも日に一度か二度は男たちと顔を合わせなければならないだろう。
そのたびに自分は犯され続けるのか、とレナは絶望を感じたが、次の瞬間首を振った。
(私、絶対にこのままじゃ終わらない)
翌日、予想どおりレナはまた男たちの餌食になった。
後ろからペニスを挿れられ、口にも誰かのペニスが差し込まれた。
そのうち菊門にまで挿れてきそうな勢いだ。
屈辱的なセックスを悔しく思う気持ちはとは別に、別に感じているが、頭の中はクリアだ。
自分の決心を実行するには周りを把握するのが先決だと思い、男たちを観察した。
2日間経過し、わかったのは、マルヤマがこの島のボスで、痩せてインテリ風のカトウ、筋肉質のムラノ、この2人がいつもマルヤマにくっついて行動している。彼らがアイランド・オブ・デスを牛耳っているらしい。
そして残りの3人は時々入れ替わっているようだ。つまり、弱いのだろう。
マルヤマ・カトウ・ムラノ以外の受刑者は、新しい受刑者が来ると限られた食糧を争ってやるかやられるかでチェンジし続けているようだ。
レナはひどい嫌悪感を感じながらも、入れ替え組の3人と会話をするようにした。
なぜこの島から皆逃げ出さないのだろうとレナは不思議に思っていたが、周りの海に生息する鮫がかなり獰猛なのだという。泳いでの脱出は不可能とのことだ。
(何か手を考えなくては)
食事時、いつものようにレナは犯された。初めてこの島に来たときのように押さえつけられたりせず、一人ずつ相手をした。
入れ替え組の3人のうちの一人と性交中、レナは相手の男の首に腕を回し、自分のほうに引き寄せて、唇を重ねた。
「……!」
そして顔を離すとき、レナはそっとささやいた。
「今夜、2人だけでいいことしようよ。島の南端の大きな木の下で待ってる。誰にも内緒よ」
「あ……あぁ」
「何ごちゃごちゃ言ってんだよ!」
「さっさと終わって交代しろよ!」
次々と男たちのものを挿入されながら、レナは思う。
(あんたたち、えらそうなツラしてられるのは今のうちだけだよ……)
◇◆◇
その夜、レナは星明かりの中、待ち合わせ場所へと向かう。
男は先に来ていた。
「待った?」
「いや、俺もさっき来たばかり」
まるで街中で待ち合わせする恋人たちのようだ。
特別に自分一人だけ誘われたせいか、男の頬は緩んでいる。
「うふふ、うれしい」
レナは男の腕に自分の腕を絡めて、思う。
(あんた一人ぐらい、ちょろいんだよ)
第5話へ続く
